0120-735-538
03-5491-5588

電話受付: 休止中(メールのみ)

診療時間:10〜19時(完全予約制)

  • シミ・くすみ・小ジワ・毛穴

コウジ酸の美白効果・副作用について|形成外科専門医が解説

Kojic acid
 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

コウジ酸は、コウジ菌の発酵によって作られる成分で、美白効果があるといわれています。

美白効果のある成分として、ハイドロキノンがよく知られていますが、皮膚の刺激症状によって使い続けることが難しい人もいます。

コウジ酸は、副作用の出る確率が低いので、他の美白剤の副作用で悩んでいる人は試してみるとよいかもしれません。

ここでは、コウジ酸の美白効果や副作用などについて解説いたします。

コウジ酸が肌を白くするメカニズム

皮膚が紫外線を浴びると、シミの原因となるメラニンが作られます。

コウジ酸には、メラニンの合成に必要なチロシナーゼやTRP-2とよばれる酵素の働きを抑える作用があります。

下の図のように、チロシナーゼやTRP-2の働きが抑えられると、チロシンからメラニンが合成されるまでの行程がうまくいかなくなるので、美白効果を期待できます。

コウジ酸の美白効果

コウジ酸の美白効果に関する報告によると、1%コウジ酸クリームを約18か月塗布したところ、42例の肝斑のうち88.1%に有効だったそうです。

また、老人性色素斑に対するレーザー治療後のケアとして、1%のコウジ酸が含まれる市販の美白化粧品の効果を検討した研究では、12回、約14週間の塗布で73%に改善が認められました。

コウジ酸の効果が出るまでの期間を検証した研究によると、効果発現期間は平均で3.7か月だったそうです。

つまり、コウジ酸による一定の美白効果が今までの研究によって認められています。

他の美白剤が合わない場合には、コウジ酸の使用を検討してみてもよいでしょう。

コウジ酸の副作用

コウジ酸は、副作用の確率が低いといわれていますが、接触性皮膚炎の報告もあります。

もしコウジ酸を使用した後に、皮膚や身体に異常を感じたら、まずはご使用を中断して下さい。

まとめ

コウジ酸は、コウジ菌の発酵によって作られる美白成分です。

コウジ酸には、メラニンの合成に必要なチロシナーゼやTRP-2とよばれる酵素の働きを抑える作用があるので、美白効果を期待できます。

副作用の確率が低いので、比較的安心して使えるため、他の美白剤が合わない場合には検討してみるとよいかもしれません。

参考文献

薬局 46(6): 921-921, 1995.

新薬と臨床 62:87-93, 2013.

皮膚 42(6):600-605, 1994.