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手の甲のシワ【原因と治療法を解説】

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

手の甲のシワを治したいですか?

手の甲は、意外と見られる場所です。

特に人に会う機会が多い方などは気になりますね?

ここでは、手の甲のシワの原因と治療法について解説いたします。

ぜひご覧下さい。

手の甲のシワが目立つようになる原因は?

皮膚が薄くなるため

皮膚の主成分であるコラーゲンは、紫外線や加齢の影響により年々減少します。

60代では、手の甲の皮膚の厚みは20代の約半分くらいになります。

手の甲の皮膚が薄くなると、シワが寄りやすくなります。

痩せているため

手の甲の皮下脂肪が少ないと、手の甲にシワが寄りやすくなります。

また、むくみがある方は、皮膚が薄くなっていても手の甲のシワが目立たないことがあります。
ただし、むくみが取れたり、急激に痩せたりすると、シワが出てくることがあります。

手の甲のシワに対するクリーム・軟膏は効果があるか?

手の甲のシワを改善するために、市販のクリームなどを使って、ご自分で改善したいと思われる方は多いと思います。
ここでは、手の甲にどのようなものを塗ったらよいかについて解説いたします。

日焼け止めクリーム

皮膚のコラーゲン減少を防ぐ一番の方法は日焼け止めです。

顔に塗ることはあっても手の甲に塗る方は少ないかもしれませんが、長期的には手の甲のシワを予防する効果があります。
ただし、一度できた手の甲のシワを治すほどの効果はありません。

トレチノイン軟膏

皮膚の代謝を上げることで、手の甲の小ジワを改善する効果があります。
また、ハイドロキノンを併用すると、シミ・くすみが改善し、さらにきれいになります。

市販の美容クリーム

こちらは手の甲の皮膚のコラーゲンを増やすほどの効果は期待できませんが、保湿により小ジワの予防効果はあります。

手の甲のシワに対しておすすめできる治療法

手の甲のシワに対する治療法は、以下の2つの考え方があります。

  • 手の甲の皮膚を厚くする
  • 手の甲の皮膚の下に詰め物をする

手の甲の皮膚の下に詰め物をする治療法では、肌質が改善しないため、手の甲を反らすように動かした時は、治療前と同様にシワが寄ってしまうことに注意が必要です。

また、手の甲のシワの治療には、効果が一時的なものと効果が長く続くものがあります。
効果が一時的なものは、繰り返し治療を行う必要があります。

手の甲のシワの治療法を比較したものは以下の通りです。

手の甲のシワの治療法の比較

 

それでは、それぞれの手の甲の治療法について見ていきます。

グロースファクター注入療法

手の甲のシワが目立つ原因は、前述のように皮膚が薄くなるためです。
皮膚の主成分であるコラーゲンが減ることで、皮膚が薄くなるため、コラーゲンを増やすことで、手の甲のシワを根本的に改善できます。

グロースファクターの施術は、非常に細い針で注射を手の甲全体に注射していきます。

半年かけてコラーゲンが増え、シワが改善します。

基本的に1回で効果が出て、一度改善した後は、効果が長期維持されます。

リスク・危険性・副作用

腫れはほとんどありません。
1週間から10日ほど内出血が出ることがあります。
内出血が引くまでの期間には個人差があります。

手の甲のグロースファクターの詳細>> 

PRP

PRPは、血液を採って、加工して注射する方法です。
グロースファクターと同様に、手の甲のコラーゲンを増やす効果があります。

グロースファクターよりは1回の効果が少なめです。

リスク・危険性・副作用

グロースファクターより腫れが出やすい傾向にあります。
その理由は、血液の中に腫れを起こす成分があるためです。

グロースファクターと同様に、1週間から10日ほど内出血が出ることがあります。

あまりおすすめしない手の甲のシワの治療法

ヒアルロン酸・レディエッセ

ジェル状の物質を注射により手の甲の皮膚の下に入れて、ふっくらとさせる治療法です。
ヒアルロン酸は、半年から2年くらいで、レディエッセは約2年で吸収されてなくなってしまうため、繰り返しが必要です。
ヒアルロン酸をメソセラピーで細かく打つ方法による手の甲の小ジワ改善方法の報告もありますが、半年の間で10回くらい打つなど、かなり頻回の治療を必要とします。

リスク・危険性・副作用

海外の報告では、手の甲のレディエッセの注入後の15%に知覚麻痺が、46%に生活に支障が出たとあります。
また、血管内に誤って注入させて、血管が閉塞し、手根管症候群(指先のしびれ、痛み)が悪化した例があります。

脂肪注入

太ももから脂肪吸引を行い、手の甲の皮膚の下に入れて、ふっくらとさせることで、シワを改善します。
部分的に定着しないこともありますが、一度定着したものは長期維持されます。

リスク・危険性・副作用

  • レディエッセと同様に、血管内に誤って注入させて、血管が閉塞するリスクがあります。
  • しこりになるリスク
    皮膚が薄い方だと、手を動かした時にしこりが凹凸となって目立つこともあります。
    それは、脂肪注入では、肌質自体は改善しないためです。

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