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ハイドロキノン|効果・副作用・使用上の注意点について

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

ハイドロキノンは、効果の高い美白剤であり、シミ・くすみに対する治療で使われます。

ただ、ひとことでシミと言っても、さまざまな種類があり、ハイドロキノンが効きやすいシミと効果を期待できないシミがあります。

また、ハイドロキノン使用後には、皮膚の赤みや痛み、皮むけなどの副作用が起きる場合があります。

ある程度の副作用は、治療の効果が出ていると判断して経過を見ますが、副作用のために続けられない場合には、トラネキサム酸やルシノール、アルブチン、アゼライン酸など他の美白剤の使用を検討してもよいかもしれません。

ここでは、シミのない白い肌を目指すために、ハイドロキノンを使う前に知っておくべきハイドロキノンの効果や副作用、ハイドロキノン製剤の種類、ハイドロキノン以外の美白剤などについて、わかりやすく解説いたします。

ハイドロキノンとは?

日焼けをすると、皮膚に存在する色素細胞がメラニンを産生します。

メラニンはシミの原因になると、聞いたことのある人も多いかもしれません。

メラニンを作るためには、いくつかのステップが必要です。

例えば、チロシナーゼと呼ばれる酵素のはたらきによって、メラニンが産生されます。

ハイドロキノンは、チロシナーゼのはたらきを抑えたり、色素細胞を破壊するので、シミのもととなるメラニン産生が低下し、美白効果を期待できます。

ハイドロキノンは、皮膚科や美容クリニックなどから処方されたり、化粧品に含まれることがあります。

副作用として、皮膚の赤みや痛み、皮むけなどが起きることがありますが、使用濃度や使用方法の調整によって、使用を継続できる場合もあります。

ハイドロキノンによる赤みの副作用について>>

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンは、シミや色素沈着に対する治療で使用されます。

しかし、ひとことでシミといっても、ハイドロキノンが効果を発揮しやすいシミとハイドロキノンが効きづらいシミがあります。

例えば、肝斑や炎症後色素沈着に対しては、ハイドロキノンの効果が出やすいといわれています。

一方で、日光によるシミである老人性色素斑や雀卵斑(そばかす)には効果が出づらいと考えられています。

ホクロやADM、脂漏性角化症に対しては、ハイドロキノンの効果は期待できないので、レーザーなど他の治療を検討する必要があります。

ハイドロキノンの効果は、平均13か月で出るといわれています。

しかし、3か月以上の長期にわたって使用していると改善することもあります。

ハイドロキノンの使用濃度や使用方法の調整によって、効果を最大にすることができます。

自己判断では難しい場合も多いので、担当医に相談するようにしてください。

ハイドロキノンの効果について>>

ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンは、効果の高い美白剤として知られていますが、副作用が起きる可能性もあります。

ただし、皮膚の赤みやピリピリとした痛み、かゆみなどは、ハイドロキノンの効果が出ていることを意味しますので、日常生活に支障がない程度であれば様子を見る場合も多いです。

どうしても副作用に耐えられない場合には、他の美白剤への変更を検討します。

まれではあるものの、指趾末端や爪、四肢の色素沈着、外因性組織黒変症などの副作用が起きる場合もあります。

副作用は、ハイドロキノンの使用濃度が濃い場合、ハイドロキノンを長期間にわたって使用している場合などに起きやすいといわれています。

ハイドロキノンを使用後に、皮膚や身体に異常を感じたら、使用を中止し、担当医に相談するようにしてください。

ハイドロキノンの副作用の詳細>>

ハイドロキノンの院内製剤と市販薬の違いは?

ハイドロキノンを手に入れる方法としては、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関で処方してもらう方法や市販薬を購入する方法があります。

濃度に制限はあるものの、ハイドロキノンが含まれている化粧品を購入することもできます。

院内製剤のハイドロキノン

ハイドロキノンを院内製剤として調合している医療機関もあり、抗酸化剤であるビタミンCを組み合わせて、酸化しないように工夫しています。

院内製剤のものは、冷所保存で約23か月、使用できる場合が多いです。

ハイドロキノンは、熱に弱く、酸化しやすいといわれています。

酸化したものは効果がなくなるだけなく、皮膚に異常を起こす場合もあるので使用を控えましょう。

酸化したハイドロキノンは黄色くなります。

使用期限内であっても、黄色くなっていたら使用せずに、担当医に相談しましょう。

市販薬のハイドロキノン

ハイドロキノンは、市販薬として手に入れることもできます。

ただし、インターネットで注文する場合にはハイドロキノンの含有量や製造元に注意するようにしましょう。

ハイドロキノンの濃度が高すぎると副作用が起きやすくなるからです。

海外製品の場合には、日本人の皮膚には強すぎたり、品質が保たれているかわからないこともあります。

もし、市販薬のハイドロキノンを使用して皮膚に異常が出た場合には、すぐに使用を中止しましょう。

ハイドロキノン 市販>>

ハイドロキノンを使う時の注意点

ハイドロキノンの効果を最大にするために、注意すべきポイントがいくつかあります。

医師の診察を受ける

まず、ハイドロキノンを使用する前に医師の診察を受けるようにした方がよいです。

シミにもいくつか種類があり、ハイドロキノンが効かないタイプのシミもあるからです。

使用前に診察を受ければ、ハイドロキノン単独で効果を期待できるシミか、トレチノインやレーザー治療などの他の治療法を併用した方がよいシミかどうかなどを判断してもらうことができます。

また、副作用が起きた時にも、すぐに相談できるので安心です。

使用前にパッチテストや試し塗りをする

ハイドロキノンを初めて使用する時には、事前にパッチテストや試し塗りをしてみるとよいです。

パッチテストとは、目立たない部分の皮膚にハイドロキノンを塗って、アレルギー反応が出ないかどうか確かめる方法です。

ハイドロキノンは、使用後に皮膚の赤みや痛みが出る場合があるので、顔全体に塗ってしまうと副作用で外出が難しくなる可能性もあります。

顔全体に塗る前に、部分的に塗って、副作用が出ないかどうか確かめるとよいでしょう。

用法用量を守り、保存方法に気を付ける

ハイドロキノンは使用量が多いと副作用が出やすいといわれています。

効果を最大限に期待できる使用量を適切に使用することが大切です。

また、ハイドロキノンは熱に弱く、酸化しやすいので保存方法に気を付けましょう。

酸化すると黄色くなり、酸化したハイドロキノンは副作用も出やすくなるので使用しないでください。

紫外線を避ける

紫外線は、シミのもとであるメラニンを産生してしまいます。

紫外線が原因で、ハイドロキノンの効果が思うように出ないこともあるので注意が必要です。

日傘や帽子、日焼け止めなどで紫外線を予防し、紫外線の強い時間帯の外出は控えるとよいでしょう。

ハイドロキノン 使い方 顔全体>>

ハイドロキノン以外の美白剤

ハイドロキノンは、効果の高い美白剤ではあるものの、皮膚の赤みや痛みなどの副作用で使用継続が難しい場合もあります。

許容できる程度の副作用であれば、長期的に見ると、ハイドロキノンの効果を期待できる可能性もあります。

美白剤を使用する時には、効果と副作用のバランスを考えることが大切です。

ハイドロキノンよりは効果が劣るものの、ハイドロキノンの副作用により使用が難しい場合には、トラネキサム酸やルシノール、アルブチンなど他の美白剤への変更を検討してみてもよいかもしれません。

ハイドロキノン以外の美白成分の詳細>>

 

まとめ

ハイドロキノンは、美白剤としてよく知られており、肝斑や炎症後色素沈着などのシミに対して効果を期待できます。

ハイドロキノンの美白効果は高いものの、使用後に皮膚の赤みやピリピリとした痛み、かゆみなどの副作用が起きることが多いです。

日常生活に支障がない程度の副作用であれば、経過を見る場合もありますが、耐えられない時には他の美白剤への変更を検討します。

ハイドロキノンの効果ほどではないものの、トラネキサム酸やアゼライン酸、コウジ酸、ルシノール、アルブチン、ビタミンCなどの美白剤も一定の美白効果を期待できます。

また、ハイドロキノンの効果を最大に高めるためには、使用方法や保存方法に注意し、紫外線を避けるようにした方がよいです。

美白剤の特徴や使用上の注意点をよく理解し、きれいな白い肌を目指しましょう。