1. トップページ
  2. 診療一覧
  3. 顔のたるみ治療(グロースファクター、fリフト、STリファーム)

顔のたるみ治療(グロースファクター、fリフト、STリファーム)

顔のたるみの原因と治療法の比較

◆ 顔のたるみの原因

顔の場合、老化の80%は紫外線が原因です。その他、喫煙、精神的ストレス、糖化ストレスなども関与しています。
皮膚の約80%を占めるコラーゲンはこれらの要因により減少していきます。
コラーゲンの減少は40代から明らかに増え、50代以降は、コラーゲンの減少が特に目立つと言われています。
コラーゲン減少により皮膚は伸び、重力とともに下に落ちていき顔のたるみが生じます。
皮膚は靭帯により骨と強固に結びついている箇所がいくつかあり、落ちてきた皮膚がその部位にたまることで法令線・マリオネットラインなどのシワが発生します。
*詳細は「シワ・たるみ用語解説」をご参照下さい。


◆ 顔のたるみ治療の比較

効果 ダウンタイム
(副作用)
治療費 持続期間 繰り返しが
必要か
注入治療
(ヒアルロン酸・
ボトックスなど)
1週間程度
(内出血)
約10万円 6ヶ月 必要
サーマクール ★★ ほとんどなし 約20~30万円 6~12ヶ月 必要
フェザーリフト等
(糸で引き上げる方法)
★★★ 5~7日
(内出血・腫れ)
約30~80万円 3〜5年 場合により
必要
手術
(フェイスリフト)
★★★★ 大きい
(数週間にわたる内出血・腫れ)。
傷跡も残る。
約50~150万円 5~10年 ほとんど
不要
グロースファクター ★★★★ ほとんどなし 1か所約13~25万円 少なくとも数年以上は持続 ほとんど
不要

◎ 糸による顔のたるみ治療(スレッドリフト:fリフトなど)

おもに口元のたるみを改善させます。しかし、伸びた皮膚自体の質感は改善しません。伸びた皮膚を物理的に引き上げる原理です。即効性はありますが、数年で重力とともにもとに戻るというデメリットもあります。


◎ 高周波による顔のたるみ治療(サーマクールなど)

皮膚を加熱し、脂肪や皮下組織を引き締めることで顔のたるみを改善します。ボディのたるみも改善可能です。ダウンタイムはありませんが、 半年~1年くらいで元に戻るため、繰り返しが必要です。また、消耗品であるチップが高額であるため、施術料金も高額なものもあります。痛みがある割には、一旦できたシワを引き上げるほどの効果が出にくく、目に見えた効果の実感がわきにくいことも多いです。また、サーマクールは脂肪を萎縮させる副作用(場合により効果)もあるため、あまり繰り返しやりすぎると頬がこけてしまい、逆に骨ばった老けた印象になることもあるため注意が必要です。


◆ グロースファクターの効果

注入後、3~6ヶ月かけてご自身の皮膚のコラーゲンが増えることで、ハリが出ます。それにより顔のシワ・たるみが改善します。効果は少なくとも数年以上は持続するので、繰り返し打つ必要はほとんどありません。


◆ グロースファクターの特徴

  • ダウンタイムが少ない・・・腫れはほとんどありません。針穴程度の内出血の可能性はあります。
  • しこり・増えすぎにならない当院独自のグロースファクター。(前院長は薬学部にも在籍したことがあり、オリジナルの配合・濃度設定のものを開発)
  • 所要時間:麻酔クリーム20分、1部位約5~10分。
  • メイクは1時間後から可能です。お酒・運動は1週間控えてください。

◆ グロースファクターの効果が出る理由

顔のたるみ・老化の80%は、紫外線によりコラーゲンが減ることが原因です。グロースファクターは、減少したコラーゲンを回復し、皮膚のハリ・若々しさを取り戻すことが可能です。皮膚のハリが出ると、自然なリフトアップやシワの改善が期待できます。


◆ グロースファクターの痛くない工夫

①氷で冷やしながら、非常に細い針で施術。
②麻酔クリーム(料金に込み)
③お薬自体も痛くない工夫がされています。
④痛み止めのボール(握ることで痛みが緩和)
※目の下には麻酔クリームは使用せず、冷却のみで行います。


◆ グロースファクター:よくあるご質問

どこまで浸透するのか?と不安です。


グロースファクターで窪みが増してしまうのでは?と不安です。


目の下のグロースファクター:笑ってもボコボコしませんか?


グロースファクターを頬に打つと、頬が厚くなるのですか?


なぜグロースファクターで目の下のクマ・くぼみ、シワが治るのですか?


グロースファクターは約何年くらいもちますか?


グロースファクター後、時間が経つと多少皮膚がたるんだりしてしまうのでしょうか?


グロースファクターは、今やっておけば10年後かなり違いますか?


こめかみのグロースファクターをすると目が吊り目になりますか?


グロースファクター注入療法を検討中ですが、水光注射でも効果は期待できますか?


治療後の経過が気になる時はどうしたらよいでしょうか?


グロースファクターの後のフォトフェイシャルはいつから出来ますか?


たるみ治療には、 fリフトとグロースファクターのどちらがお勧めでしょうか?


グロースファクターで、「顔全体」をされた方はどの部位を受けられたのでしょうか?


◆ グロースファクター料金表

眉間のシワ 138,000円(税込)
上まぶたのくぼみ<両側> 138,000円(税込)
下まぶたのくぼみ<両側> 138,000円(税込)
頬・ゴルゴライン<両側> 178,000円(税込)
法令線(鼻唇溝)<両側> 178,000円(税込)
口角・マリオネットライン <両側> 178,000円(税込)
額のシワ 178,000円(税込)
手の甲(両側):248,000円(税込)、頸部前面:248,000円(税込)、
コメカミ(両側):178,000円(税込)
「顔全体のグロースファクター」=目の下+頬+法令線+口角

◆ 当院は完全予約制のプライベートクリニックです。

1回で改善するグロースファクターの技術は他にはありませんので、全国から患者様がいらっしゃいます。
また、お一人お一人を丁寧に診療しておりますので一日の枠には限りがあります。
そのため、もしご予約される場合はお早めにお問い合わせください。
TEL:0120-735-538、03-5491-5588
電話受付 診療日の10:00~12:00、13:00~18:00


来院予約 お問い合わせ(お急ぎの方は直接お電話下さい)


◆ グロースファクターのまとめ

1回で顔のシワ・たるみを長期改善。ダウンタイムはほとんどありません。

グロースファクターで改善! 顔のたるみ治療の症例写真

◆ 顔のたるみ治療の症例写真

40代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】6ヵ月後
*お顔全体にハリが出て若々しい印象に変化しています。
この方の体験談はこちらです。

40代 女性

【顔全体のグロースファクター(目の下・頬・法令線・口角)とシミ治療(メラフェード)】3ヵ月後
*シワ・くすみが取れ、明るい印象になっています。
この方の体験談はこちらです。

40代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】6ヵ月後
*クマが解消され、頬がリフトアップ。口周り・フェイスラインもすっきりしました。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

30代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)とゴルゴ線・法令線のグロースファクター】5ヵ月後
*クマ・たるみがきれいになり、リフトアップしています。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

40代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】3ヵ月後
*全体的なたるみが良くなり、若々しい印象になっています。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

30代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】3ヵ月後
*目の下のクマが解消。頬もリフトアップしています。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

40代 男性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)と頬・法令線のグロースファクター】6ヵ月後
*目の下のたるみだけでなく、たるみが改善して、すっきりした印象に。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

40代 女性

【顔全体のグロースファクター(目の下・頬・法令線・口角)とシミ治療(メラフェード)】6ヵ月後
*全体的に下がった感じが改善。くすみも取れ、明るい印象に。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

40代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)とグロースファクター(頬・法令線)】3ヵ月後
*目の下のクマ・顔のたるみ・くぼみがきれいになっています。
この方の経過写真はこちらです。

60代 女性

【顔全体のグロースファクター(目の下・頬・法令線・口角)】9ヵ月後
*ハリが出て、顔のたるみが改善しています。
この方の経過写真はこちらです。

50代 女性

【顔全体のグロースファクター(目の下・頬・法令線・口角)】3ヵ月後
*薄くなった皮膚のハリが出て全体的にリフトアップ。顔のたるみがきれいになっています。
この方の経過写真はこちらです。

30代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)とグロースファクター(頬・法令線)】6ヵ月後
*顔のたるみが改善したことで若々しい印象になりました。
この方の経過写真はこちらです。

50代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】6ヵ月後
*クマが改善し、シワ・たるみがきれいになっています。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

20代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】11ヵ月後
*クマ・シワ・たるみが改善し、若返った印象です。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

40代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】1年後
*各部位を分割して治療していますが、しっかり効果が出ています。
この方の経過写真はこちらです。

80代 女性

【顔全体のグロースファクター(目の下・頬・法令線・口角)とメラフェードによるシミ治療】6ヶ月後
*頬のたるみがしっかりとリフトアップしています。
この方の経過写真はこちらです。

20代 女性

【目の下のクマ治療(経結膜脱脂、グロースファクター)と顔全体のグロースファクター(頬・法令線・口角)】6ヵ月後
*何となく下がった感じが改善しています。一度治療すると今後の老化防止にもなります。
この方の体験談はこちらです。
この方の経過写真はこちらです。

◎ 笑った状態でも違和感はありません。

◎その他の症例写真はこちらです。

fリフト(ウルトラVリフト・リードファインリフト)

fリフトは顔のたるみ治療でダウンタイムの少ない治療法です。
また短時間ですみ、塗り麻酔で痛みがほとんどないのが特徴です。

 

一年ほどで吸収される細いVの字の糸を入れることにより、リフトアップする最新の施術です。
直後から引き上がります。

 

一度仰向けになって鏡を見て下さい。
座った時よりもたるみが良くなったように感じると思います。
その状態で固定するイメージです。
糸は、頬でメッシュ状にクロスするように入れていきます。
それにより、法令線・マリオネットラインからぎゅっとメッシュごと後ろへ引っ張る感じです。
垂れ下がった法令線・マリオネットラインから耳の前の比較的固いところにハシゴを中でかけるイメージです。
そのため、使用する針の選択や注入部位のデザインが非常に重要になってきます。

 

このV字の糸は時間とともに吸収されます。
しかしその過程でコラーゲンが網の目状に置き換わりながら増殖するため、ハリが持続するのが特徴です。


【症例写真】

左側のたるみをご覧ください。 施術前と5日後の写真です。こんなに上がってます。
特に口周りに有効です。速効性があります。

 

fリフト 料金(税込) 塗る麻酔の料金も含まれています。
20本 90,000円
30本 120,000円
40本 150,000円
50本 180,000円
60本 210,000円

STリファーム

STリファームは、ダウンタイム・痛みの少ない「シワ・たるみ治療」です。治療直後から肌のハリ、リフトアップ感を実感できる画期的な治療です。赤外線と高周波を組み合わせることで、皮膚全体に効率よく熱エネルギーを浸透させることができます。



皮膚の深いところまで届く熱エネルギーがコラーゲンの産生を促進し、ハリを出します。


◎ 特徴

  • すぐに効果を実感できる
    施術の直後から肌の引き締め効果が実感できます。約1か月ごとに3~5回程度繰り返すことで効果が蓄積。もともとのお肌の状態により、改善に要する回数は異なります。
  • ほとんど痛みがない
    施術中の痛みはほとんどありません。ほんのり温かい感じがするので心地よいくらいです。
    機械が照射と同時に自動的にクーリングを同時に行いますのでほとんど痛くありません。
  • ダウンタイムもほとんどなく、すぐにメイクが可能
    施術後の制限は特にありません。施術時間は40~60分です。

【症例写真】

<施術前>

<施術後>


<施術前>

<3回治療後>シワが取れています


◆ Q&A

Q. STリファームのリスクは何ですか?

A, どのような肌質の方にも安全に施術できます。ごくまれですがやけど(赤み、水ぶくれ、かさぶた、色素沈着)の可能性がありますが、クーリング、軟膏治療などの対処が可能です。


Q. どれくらいの頻度で治療を行えばよいですか?

A, 約1か月ごとに3~5回程度繰り返すことで効果が蓄積。その後3~6か月が一番いい状態になります。ベストな状態になったら、その後は3~6か月ごとに定期的なメンテナンスを行うことで良い状態を維持できます。仮に中止してもリバウンドはありません。


◆ 料金表

STリファーム
頬~顎:1回 63,000円(税込)

シワ・たるみ用語解説

・皮膚の役割・・・有害物質や乾燥から守る物理的バリアとしての役割があります。侵入してきた微生物などは、免疫系や抗酸化力により排除します。


・細胞外基質・・・細胞と細胞外基質が生体の組織を構成します。細胞外基質は細胞を支える役割があります。皮膚の細胞外基質として、膠原線維、弾性線維、複合糖質の3つがあります。


・膠原線維・・・・おもにコラーゲンからなります。剛性・硬さに関係し、引っ張り強度を与えます。コラーゲンは細胞外基質の主要タンパク質で、乾燥重量の約70%を占めます。グロースファクターは老化により減少したコラーゲンを増やすことで皮膚のハリを改善します。


・弾性線維・・・エラスチンのほか、フィブリリンを多く含んだマイクロフィブリル、グリコプロテインなどからなります。力が加わって一時的に変形した皮膚が元の形に戻る弾性に関係します。トロポエラスチンは細胞内で作られ、細胞外に出る際に微細繊維の形成し、弾性線維を形成するための足場としてマイクロフィブリル(フィブリリンが多く含まれます)が役立ちます。マイクロフィブリルにトロポエラスチンが結合し高密度になります。その後、マイクロフィブリルに結合したトロポエラスチンに対し、リシルオキシターゼにより側鎖間で架橋形成が行われ、強靱な弾性線維が形成されます。フィブリリン1は、弾性線維で最も重要な構造の要素で、線維芽細胞やケラチノサイトから作られます。加齢により弾性線維は伸びたりねじれが出てきたりします。それにより顔のシワ・たるみが起きます。50代には、不整で短縮し濃縮されます。また、コラーゲンとの結合も弱くなります。乳頭層の上部では、オキシラタン線維と呼ばれるフィブリリンに富む細い線維束が見られ(垂直に走行)、乳頭層下部にはエラウニン線維(水平に走行)が見られます。


・グリコサミノグリカン・・・酸性多糖類の総称で、真皮にはヒアルロン酸とデルマタン硫酸多く含まれ、水分保持・種々の活性物質の伝達に関係します。保水力の低下は小ジワの原因となります。プロテオグリカンはムコ多糖類とタンパク質の複合体で、フィブロネクチンは細胞の表面のインテグリンと結合し、細胞と基質との接着に関与します。


・線維芽細胞・・・基質・線維性分を作る細胞。線維芽細胞で合成された素材が細胞外で加工され、細胞外基質成分の三次元構造が作られます。グロースファクターは、線維芽細胞を活性化させることで皮膚のコラーゲンを増やし、顔のシワ・顔のたるみを改善します。


・表皮・・・表皮細胞(ケラチノサイト)が層状に重なりできています。ケラチンとうタンパク質を含みます。その他、ケラトヒアリン顆粒や糖脂質の一種であるセラミドも含まれ、角層細胞間に放出されて耐水性バリアを形成します。角層細胞は、核がなくなった死んだ細胞ですが、フィラグリンのタンパク分解酵素の働きで分解されることにより生じたペプチドやアミノ酸が天然の保湿の役割をすることで、角層がしなやかさになります。角層の水分保持にはアミノ酸と糖脂質が重要です。


・真皮・・・表皮に比べると、細胞はまばらです。線維芽細胞の他、マクロファージ、肥満細胞等が存在します。細胞外基質である膠原線維や弾性線維の間をグリコザミノグリカンが埋めています。乳頭層は、表皮直下の狭い部分で、細い膠原線維や弾性線維が見られます。細胞成分やプロテオグリカンの間質成分のほか、毛細血管も多いです。網状層は真皮の大半を占め、太い膠原線維・弾性線維が多く見られ、細胞成分や血管系は少ないです。加齢により真皮のコラーゲンの減少などにより顔のシワ・たるみが起きます。グロースファクターによる治療でコラーゲンが増えることで、真皮は厚くなります。


・コラーゲン・・・3 本のα鎖が集まることでできた、スーパーヘリックス構造からなります。α鎖は約1000 個のアミノ酸からなります。膠原細線維は、コラーゲンの分子が25%ずつずれて重なり合ってできています。コラーゲンは、I 型からXII 型までのタイプがありますが、これは遺伝子由来の違いにより生じます。皮膚における、I型、Ⅲ型の占める割合はそれぞれ約75-80%、15-25%です。それ以外は微量のみ存在します。コラーゲンはⅠ・Ⅲ型ともに年齢とともに減少していき、顔のシワ・たるみが起きます(内因性老化)。フィブロネクチンという接着タンパク質はコラーゲンと真皮の細胞を結合する役割があります。紫外線への暴露によりコラーゲン合成能が低下、分解がおこり、またコラーゲンの変性をきたし、それによっても顔のたるみが起こります(外因性老化)。コラーゲンの減少は40代から徐々に目立ち、50代以降は、顕著になります。つまり、40代くらいから顔のシワ・顔のたるみが徐々に目立つようになることが多いと言えます。レチノイン酸はMMP(コラーゲンを分解)の発現を抑制することが知られています。レチノイン酸は、メラフェードにも含まれますが、顔のたるみ治療を行う上で、グロースファクターと相乗効果を発揮できます。


・エラスチン・・・真皮のタンパク質の約2-5%を占めます。鎖間架橋することでネットワーク構造を作り、自在に伸縮します。半減期は約70年と長く、生涯にわたりほとんど代謝はされないと考えられる、安定した物質です。ミクロフィブリル(フィブリリン)と無定型エラスチンがエラスチン線維の主成分です。ミクロフィブリルは基底膜直下に垂直方向に走行しており、基底膜を真皮につなぐ役割があります。エラスチン前駆体は水溶性のトロポエラスチンです。エラスチンはプロエラスチンというタンパク質を含むほか、多糖類や硫酸を含みます。顔などの露出部では年齢とともに蓄積していき、弾力が低下することで顔のたるみが起こります。一方、非露出部では、断片化され、減少していきます。紫外線と熱は弾性線維のネットワークにダメージを与えることが知られており、これらは最も重要なたるみの原因です。


・基底膜・・・表皮細胞から分泌されたIV 型コラーゲンのネットワークの重層構造に、接着タンパク質やプロテオグリカンが結合してできています。表皮側では基底層のヘミデスモソームと接触し、真皮側ではVII 型コラーゲンからなる係留線維や弾性線維と接触しています。


・皮膚の老化・・・皮膚の老化には、加齢による細胞機能の低下や全身のホルモンレベルの変化といった内因性の生理老化と、「乾燥」「酸化」「光老化」といった環境要因による外因性の老化に大別されます。特に主に日光に曝された結果としてもたらされた皮膚の退行性変化を光老化Photoaging(= 外因性老化)と呼ばれます。顔の場合、老化の80%は光老化が原因です。老化の要因のうち、遺伝的要因は全体の3%程度にしかすぎません。各年代の皮膚を病理組織学的に見た研究では、顔面の皮膚のコラーゲンは30代から変性(=顔のシワ・顔のたるみ)が始まることが分かっています。非露出部(腹部など)のエラスチンは10歳未満で49.2%だったのが、80代では30.4%に減少しました。逆に露出部では56.5%から75.2%へと増加していました。組織像では、変性した異常なエラスチンが減少したコラーゲンを埋めるように増加していました。量的には、露出部にエラスチンが加齢とともに徐々に蓄積する一方、非露出部のエラスチンは断片化され、量が減っていきます。また、露出部・非露出部ともにコラーゲンの量は減少していきます。露出部では、コラーゲンの減少とエラスチンの蓄積が特徴的です。非露出部ではコラーゲン、エラスチンの両者が減少します。これは合成が減ることと、分解が増えることによると考えられています。露出部、つまり顔ではグロースファクターにより減少したコラーゲンを増やすことで、たるみを改善できます。露出部では線維芽細胞の合成能も減少しています。また、30~40代では線維芽細胞のエラスチンの遺伝子発現も減少しています。加齢とともに細胞外基質のMMPsの異常発現も見られます。これらは、内因性の皮膚の老化(皮膚が薄くなる、顔のたるみ、小ジワ)を生じさせます。内因性と外因性の皮膚の老化は病理学的にも外見的にも重複した所見が見られます。結論として、皮膚の老化は、複合的な現象であり、外因性・内因性の老化はともにコラーゲン・エラスチンの量的・質的な変化をもたらします。


・外因性老化・・・紫外線が主な原因です。かつては、紫外線が皮膚におけるビタミンDの合成を促進することから日光浴は推奨されていましたが、皮膚の細胞に様々な傷害を与え、がん抑制遺伝子に変異を起こした場合は、角化症や前癌状態を経て悪性腫瘍が発生するリスクが高まることが分かっています。光老化に特徴的なのは日光性弾力線維症と呼ばれる弾性線維の小塊状変性です。発症初期には真皮乳頭層で変性が起き、徐々に変性した弾性線維が真皮網状層全体に見られるようになります。バネが複雑に絡みあって、本来の弾力性を発揮できず、バネが効かない硬い状態(=顔のたるみ)になります。これは、紫外線によりエラスチンが過剰に産生され、一方でエラスチン分解酵素阻害作用を持つエラフィンの発現が増え、合成と分解のバランスが崩れた結果によります。また、コラーゲンは減少していき、他の基質(プロテオグリカン、グリコサミノグリカン)に置き換わっています。これも顔のたるみの原因です。コラーゲンの変性には、基底膜を分解するMMPと同じファミリーに属するMMP-1の関与が報告されています。外因性老化はほとんどの場合、顔などの露出部に限られます。日焼けにより、シミの形成および皮膚構造の破壊が起きます。日焼けにより表皮、真皮の両方にダメージが加わります。表皮より真皮のほうが、組織学的には影響が大きいです。一番影響が大きいのは真皮の細胞外基質に見られます。紫外線に30分当たるだけで皮膚のタンパク質の酸化や形態の変化が起こり、紫外線を浴び続けると活性酸素が産生されます。紫外線暴露の後、初期には弾性線維の過形成が起こります。長期暴露例では弾性線維の断片が蓄積されます(Solar elastosis)。紫外線への暴露により起こる弾性線維のリモデリングはMMPsが活性化されることが原因です。紫外線によりマイクロフィブリルは減少し、線維間に増加することが電子顕微鏡でも観察されています(弾力低下による顔のたるみの原因)。またタバコの煙への暴露も内因性と外因性の老化への両方へ悪影響を及ぼし、特に真皮の弾性線維に影響が大きいです。これも顔のたるみの原因となります。「スモーカーズフェイス」は1971年に報告された、喫煙者に特徴的な顔貌で、狭く深いシワおよび目尻のシワ、口周りのシワが特徴です。普段はMMPsの活性は低いですが、タバコなどにより活性化されます。それによりコラーゲンが分解され、顔のたるみが起こります。1日35本以上喫煙するヘビースモーカーの人は、非喫煙者に比べ顔のシワの相対危険率が、紫外線の影響は除いて4.7倍あります。日光暴露が1日2hr以上の場合、相対危険率はそうでない人に比べ2.65倍です。喫煙+日光暴露の環境因子があれば、非喫煙+日光暴露の人と比べると11.4倍もの相対危険率があります。つまり、顔のシワ・たるみ形成の環境因子として、喫煙と紫外線(日光)が大きくかかわっています。その他、大気汚染は顔のシミに影響します。


・酸化ストレス・・・生体が酸素を利用して生命維持に必要なエネルギーを生成時に発生する活性酸素が光老化を修飾することもあります。紫外線と活性酸素はともに細胞の遺伝子や細胞膜を傷つけます。紫外線自体も活性酸素を生ますが、 その一方で光老化による線維の変性は、紫外線の関与がなくても酸化ストレスだけでも生じることがあります。酸化ストレスは真皮のコラーゲン量を低下させ、コラーゲン線維や弾性線維を切断する酵素活性を促進し、顔のたるみの原因となります。この結果、真皮浅層においてコラーゲン線維に絡まっている弾性線維が減り、コラーゲン線維が伸びきった状態になります。また、酸化ストレスは消去する以上に産生自体を抑制することが重要であり、抗酸化物質の使用以外に紫外線を避ける(日焼け止めetc)など酸化ストレスそのものを発生させないことも重要です。タンパク質の酸化にはいくつかの過程があります。まず、酵素活性の低下、そし収縮がおき、架橋構造が失われ小さな集合体となります。ただし、初期の過程であれば修復機転が働きます。表皮は真皮よりも抗酸化物質が豊富なため紫外線の影響を受けにくいです。


・内因性老化・・・年齢とともに表皮と真皮の境界面の起伏の平坦化・表皮基底層の細胞の形態の不規則化がおこります。また表皮細胞の代謝・活性も低下します。真皮はコラーゲン量が減少し、薄くなります(=顔のシワ・顔のたるみ)。内因性老化ではマイクロフィブリルの長さは短縮します。


・シワ・・・Kligmanらの形態学的なシワの分類によると、線状ジワ・図形ジワ・ちりめんジワの3つに大別されます。線状ジワは、目尻・眉間などに、図形ジワは、頬や首などの露光部に、ちりめんジワは大腿・腹部などの非露光部に主にできます。ちりめんジワは表皮性のシワで、深い線状ジワや図形ジワは真皮まで変性しています。また、角層の細胞間脂質やアミノ酸が減少することで水分保持能力が低下し、小ジワの原因となります。これに対してグリセリンやセラミドなどで保湿することで改善します。シワは、繰り返し皮膚が動かされることで徐々に折れ癖ができます。これは、コラーゲンの方向性に変化が生じることによります。そのため、顔のシワは長期放置することで、だんだん深くなります。


・AGEs・・・タンパクのアミノ基などに糖がカルボニル(C=O)を介して結合する反応を糖化といいます。最終的にはAGEs(最終糖化産物)に変化します。AGEsは、糖尿病をはじめとする生活習慣病や炎症、酸化ストレスが増大する状態で蓄積が増加します。AGEsにより皮膚は黄色の変化をきたします。コラーゲンのリジンやアルギニンが糖化反応によりAGEsに変化し、線維間で結合することにより弾力が低下し、シワ・たるみの原因となります。AGEの沈着は年齢とよく相関します。糖化ストレスの予防法としては、運動により筋肉量を維持することが挙げられます。70%以上の血糖は骨格筋で消費されるため、骨格筋の減少は耐糖能を減少させます。つまり運動を継続することで顔のたるみを予防できます。また、ゆっくりよく噛んで食べることで糖化ストレスを軽減し、血糖の上昇をゆるやかにすることができます。また、グリセミックインデックスが低い食事やジュースや菓子類など砂糖を含む食品を避けることも有効です。少量のアルコールは代謝を促進し、糖化ストレスを軽減することができます。


・顔のたるみ・・・加齢に伴う顔のたるみには、顔の3つの脂肪(頬部脂肪、頬骨部脂肪、眼輪筋下脂肪)および眼窩脂肪(目の下のクマの原因)が関与しています。また、顔面には皮膚表面と皮下組織を結合するいくつかの靱帯が存在しています。これは、いわば皮膚と骨のひっかかりで、上から重力で落ちてきた皮膚はこのひっかかりで止められ、シワ(ゴルゴ線・法令線など)が生じます。顔の靭帯は、頬骨弓前方の頬骨皮膚靱帯、耳前部の耳前耳下腺皮膚靱帯、耳下腺前縁の耳下腺咬筋皮膚靱帯、顎角部の広頸筋皮膚靱帯、下顎下縁の下顎靱帯などがあります。


・精神的ストレス・・・精神的、感情的なプレッシャーが適応の限度を超えたときに精神的なストレスは生じるが、このときにcorticotoropin-releasing hormone(CRH)、グルココルチコイド、エピネフリンなどが分泌されます。このうち、コルチゾールが主なストレスホルモンであり、様々なストレス反応に関わっています。エピネフリン、ノルエピネフリン、コルチゾールはDNAの損傷をおこし、その修復を妨げます。カテコラミンの慢性的な刺激はDNA損傷の原因となります。マウスによる研究で、慢性的な精神的ストレスは、コラーゲンの減少などを特徴とした皮膚の老化(=シワ・たるみ)を促進すると報告されています。直接の機序は不明ですが、免疫の異常、酸化ストレス、DNAの損傷が関与しています。


・睡眠・・・睡眠の質が悪いと内因性の老化(小ジワ、シミ、顔のたるみ)の原因となります。また皮膚の修復能力が低下します。


<参考文献>
Exp Dermatol. 2002 Oct;11(5):398-405.
J Clin Invest 2000: 106: 663–670.
Exp Dermatol. 2002 Oct;11(5):398-405.
Acta Dermatovenerol Alp Pannonica Adriat. 2012;21(2):33-6. Review.
Photochem Photobiol. 1993 Dec;58(6):841-4.
N Engl J Med. 1997 Nov 13;337(20):1463-5.
Exp Cell Res. 1990 Nov;191(1):8-13.
Nature. 1996 Jan 25;379(6563):335-9.
Int J Cosmet Sci. 2010 Oct;32(5):330-9
医学のあゆみ2014 vol.248.8 584-6
Exp Dermatol. 2002 Oct;11(5):398-405.
Photodermatol Photoimmunol Photomed. 2000 Oct;16(5):224-8.
Skin Res Technol. 2014 Nov;20(4):399-408.
Anti-aging Medicine. 2011 May;8(3):23-9
日本香粧品学会誌 2013 37(1):6–10
順天堂医学雑誌 2013 59:321-6
Biomolecules 2015 April;5, 545-589
Inflamm Allergy Drug Targets. 2014;13(3):177-90.
Exp Dermatol. 2009 Apr;18(4):378-86.
アンチ・エイジング医学 2014 10(6): 864-870

クリニック概要

世田谷区二子玉川の美容皮膚科 美容外科

二子玉川美容外科クリニック

〒158-0094
東京都世田谷区玉川 3丁目6-5 M.R.E.ビル3F

二子玉川駅 徒歩1分

二子玉川駅の改札を出て左に曲がります。
道路を挟んでパチンコ屋「GOLD」と「川渕不動産」が見えると思います。
その間の道を進んで最初の十字路の左手の角の小さなビルの隣のガラスが大きい3階建てのビルの3階です。

TEL. 0120-735-538(フリーダイヤル) 
TEL. 03-5491-5588(直通)

(お電話は診療日の10~12時、13~18時にお願いします)

■ カード 可

診療時間:10:00 - 19:00
休診:日曜日
その他は不定期休診(下のカレンダーでご確認下さい)
当院は完全予約制のプライベートクリニックです。お一人お一人を丁寧に診療いたしますので一日の枠には限りがあります。ご予約はお早めにお問い合わせください。


診療カレンダー