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  • 顔のシワ・たるみ

ほうれい線の注射治療一覧【効果・持続性・副作用・失敗は?】

 執筆者: 加治佐 卓也
二子玉川美容外科クリニック院長
(医学博士・形成外科専門医)

ほうれい線を注射で治したいと思っていますか?
ここでは、ほうれい線へのプチ整形による各種ほうれい線の注射治療の効果・副作用・持続期間および失敗や痛みを避ける方法、料金を最小限にする方法についてに解説いたしますについて解説いたします。

こちらをご覧いただき、きれいで若々しい笑顔を取り戻すきっかけになれば幸いです。

ぜひ参考にしてみて下さい。

注射による美容皮膚科治療には、以下のような方法があります。

注入治療全般に共通する副作用として内出血があります。

    ヒアルロン酸注入

    即効性のある治療法です。
    時間とともに半年~2年くらいで吸収されるので、繰り返しが必要です。

    仮に失敗したとしても、ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ)で溶かすことができるので、比較的手軽に試せるメリットがあります。

    副作用・リスク・危険性

    腫れは通常は目立たないことが多いですが、アレルギーによる腫れが起こることがまれにあります。
    非常にまれに失明皮膚壊死といった重篤な副作用があるので、注意が必要です。
    ただし、注入方法を適正に行うことによりリスク回避は可能です。

     
    ほうれい線治療例(治療前/直後)

    脂肪注入

    脂肪注入は、太ももなどから脂肪を採取して注入する治療法です。

    しかし、ほうれい線・口元は動きが多いため、比較的定着しづらい傾向があります。

    副作用・リスク・危険性

    ヒアルロン酸やグロースファクターに比べると、腫れが出やすい傾向にあります。

    脂肪注入も固体なので、ヒアルロン酸と同様に、非常にまれとは言え、失明や皮膚壊死が起こる可能性がゼロではありません。

    また、太ももなどの脂肪最終部の傷が問題になることもあります。

    PRP

    prpの遠心分離機

    血液を採取し、加工して注射するシワ・たるみの治療法です。
    皮膚(真皮)のコラーゲンを増やす効果があります。

    効果の出現には即効性はありません。
    また、効果は加工方法(例えば、遠心分離を1回するか、2回するかなど)や血液の状態によって差やばらつきがあることが多いです。
    1回の治療でどれくらい皮膚のコラーゲンが増えるかの目安がないため、1回だと効果があまりなかったりすることが多く、基本的には複数回の治療を前提とします。

    副作用・リスク・危険性

    ヒアルロン酸やグロースファクターに比べると、腫れが出やすい傾向にあります。

    失明や皮膚壊死のリスクはありませんが、しこりになる可能性があります。

    グロースファクター注入

    注入後、半年かけてご自身の皮膚のコラーゲンを増やし(即効性はありません)、シワ・全体的なたるみ・くぼみを改善します。
    1回の治療でしっかりとした効果が期待でき、効果が実感できることがほとんどです。
    また、一度改善した後は、効果は長期持続します。
    ちなみに、失明や皮膚壊死のリスクはありません。

    ほうれい線の施術前写真ほうれい線のグロースファクター症例写真

    顔全体のグロースファクター+メラフェードによるシミ・くすみ治療例(術前/6か月後)
    ほうれい線が解消され、すっきりとした印象になっています。
    こちらの方は、法令線以外も施術されており、フェイスライン(輪郭)のリフトアップ効果も出ています。

    施術名:グロースファクター注入療法

    副作用・リスク・危険性

    グロースファクターの危険性・リスク・副作用の詳細≫

     

    プラセンタ

    胎盤から抽出される成分です。
    健康保険の適応は「肝機能障害」と「更年期障害、乳汁分泌不全」となっています。
    美容目的でシワ・たるみ治療でお顔に直接注射する施術方法があります。
    文献上は創傷治癒効果(キズの治りを高める効果)があるとされていますが、実際に注射してもシワがしっかり治るという効果はほとんど期待できません。

    ボトックス


    筋肉の動きを抑える注射治療です。
    比較的速効性があり、4~6か月持続します。

    ボトックスは、ほうれい線のシワ取りには向いていません。

    ボトックスは、目尻や眉間などの筋肉の動きを抑えてシワを改善します。

    ところが、ほうれい線ができる原因は、筋肉の動きではありません。
    頬が下がって落ちることで、ほうれい線部分の皮膚がパキッと折れるためです。(ほうれい線ができる原因の詳細>>

    したがって、ボトックスは眉間・目尻・アゴのシワには向いていますが、ほうれい線治療には不向きと言えます。

    失敗は避けたい!ほうれい線の治療で注意すべきものとは?

    失明・皮膚壊死といった重篤なリスクを避けるには?

    注射リフトアップ法の種類

    ほうれい線への注射治療のうち、固体・半固体(ジェル状)のものを注入する治療は注意が必要です。

    これには、ヒアルロン酸や脂肪注入が該当します。

    これらを注入した時に、非常にまれに、血管内に入り、眼球に行く血管などを詰まらせることがあります。
    この場合、失明が起こります。
    失明は急激に起こり、痛みや眼瞼下垂、皮膚の壊死などの症状を伴うことがあります。

    その他、非常にまれに脳梗塞を発症することもあります。

     

    他院様でヒアルロン酸注入を受けられた方のメール もしかすると・・・

    先日、他院様でヒアルロン酸注入をを受けられた20代の女性の方から次のようなメールをいただきました。

    『昨日、鼻、法令線のヒアルロン酸をしました。
    昨夜から現在まで手の特に小指側が痺れているのですがヒアルロン酸の影響でしょうか。』

    手のしびれの原因は、もしかすると他にあり得るかもしれませんが、この場合、治療歴から脳梗塞を疑う必要があります。
    昨日治療を受けて、その日から症状が出ていることから、脳梗塞だとすると、「急激な発症」という点では、つじつまが合います。

    持続する治療とそうでない治療の違いは?

    一度治療した後は、長持ちしてほしいですよね?

    ご自身のコラーゲンを増やす効果がある効果があるグロースファクターは、長期効果が期待できます。(長期効果の詳細≫

    また、脂肪注入も生着後は長期維持されます。

    一方、ヒアルロン酸は製剤により半年から1年(長いもので2年)くらいでなくなります。
    実際は、吸収が徐々に起こるにれて、ボリュームが減った印象が出てくるのはもっと早いことが多いので、比較的頻回に打ち続ける必要があります。

    PRPは、1回の効果の実質的効果は少ないことが多いです。
    しかし、腫れが比較的出やすいため、注射後の数か月は良くなったように見えることがあります。
    その場合は腫れが引くと、元に戻った印象になってしまいます。
    結果的に、複数回治療を行う必要があります。

     

    ほうれい線への注射の痛みを避けるには?

    注射の痛みが心配ですよね?

    ほうれい線付近は、神経が多く、特に小鼻の横は痛みを感じやすい箇所になります。
    痛みがあるのはいやですよね?

    痛みを避けるにはどのような方法があるでしょうか?

    一般的には、以下の方法があります。

    ①笑気麻酔

    笑気麻酔では、眠くなってうとうとしている最中に施術を終えることができます。

    ただし、体を起こして表情を確認するということができないため、仕上がりが甘くなることがあります。

    ②注射直前に氷で冷やす

    こちらは最もオーソドックスで確実に痛みが取れます。

    ③麻酔クリーム(表面麻酔)

    こちらも簡便ですが、麻酔クリームかぶれがまれにあります。

    ④薬剤自体に痛み止めの成分を入れる

    こちらも良く行われます。
    麻酔薬アレルギーを事前に確認しておく必要があります。

    ⑤局所麻酔の注射を行う

    こちらは、シワの状態が不明確になるのと、局所麻酔自体が針による注射であるため、痛みを伴います。
    そのため、あまりおすすめしません。

    ⑤細い針で注射を行う

    極細の針であれば、痛みが感じにくくなります。

    なお、当院では、②③④⑤を採用しています。
    グロースファクターの施術の痛み対策について≫

    なお、クリニックによって痛み対策やオプション料金は異なります。
    事前に担当医師にご確認されることをお勧めいたします。

    ほうれい線への注射治療の費用の違い

    クリニックによって、あるいはシワの深さ(注入量)によって料金は異なりますが、典型的な相場を比較してみます。
    以下、1回の料金です。

    • ヒアルロン酸・・・数万円~10万円前後(相場)
    • 脂肪注入・・・10万円~30万円前後(相場)
    • PRP・・・10万円~20万円前後(相場)
    • グロースファクター・・・186,000円(当院の料金:税込み・シワの深さにより一律)

    ちなみに、当院のグロースファクターでは、シワが深い方は、追加治療が必要になることもあります。
    追加料金は、初回料金の半額以下の量や範囲に応じた料金となります。(約20%の方が追加治療をされています。)
    グロースファクターの部位ごと・組み合わせ別の料金表≫

    安いヒアルロン酸は何が問題になる?

    基本的には、安いヒアルロン酸製剤でも適切に注入すれば、仕上がりで劣ることはありません。
    しかし、安いヒアルロン酸は、製造過程で不純物が混入している割合が多いことが考えられます。

    ヒアルロン酸注入の副作用の中には、まれに赤みや肉芽腫(皮膚が赤く盛り上がる)といった難治性のアレルギー症状が起こることがあります。
    それを考えると、できるだけ良質なヒアルロン酸製剤を選ばれることが安全だと言えます。

    ヒアルロン酸の副作用の詳細>>

    ヒアルロン酸注入後の遅発性結節の副作用・リスクについて

    ヒアルロン酸注入後に赤み、腫れ、しこり、注入部位の周りのむくみといった症状が数日経ってから起こります。
    数万件に1件の非常にまれな副作用で、1か月以降に起こります。
    治療は、比較的困難で、年単位で赤みや腫れが再発することもあります。

    ヒアルロン酸 アレルギー

    ヒアルロン酸の副作用の詳細>>

     

    ほうれい線への注射治療の当日の流れ

    以下、グロースファクター注入療法の当日施術の流れです。

    なお、ご予約までの流れは、こちらをご覧下さい。

    1. 問診/カウンセリング
    2. お支払い(当院では、追加料金は一切ございません。)
    3. 写真撮影・・・カルテとして保存するためで、モニターの方以外は他の人に見せたりすることはございません。
      施術後にご自身のお写真を比較してお見せしたり、今後来られた時に比較のためにお見せいたします。
    4. 日焼け止め・メイク落とし(こちらで必要な部位のみ落とさせていただきます)
    5. 施術・・・麻酔クリーム塗布20分後に、冷やしながら行います。さらに痛みを抑える工夫として、これも含めて5段構えにしています(細い針、お薬も痛くない工夫、痛み止めのボール)。そのため、痛みはわずかにチクチク感じる程度のことがほとんどです(感じ方には個人差があります)。なお、麻酔クリームは施術料金に含まれます。
    6. 圧迫止血・・・血を止めるためにしっかりと押さえます。直後は完全に止血された状態になりますが、血が出やすい方はこの時点で少し内出血が起こっていることもあります。また、血が止まりにくい方は、動かれた際に後から出ることもあるので、ゆっくり帰っていただき、ご帰宅後もゆっくりすごしていただくようにお願いいたします。(グロースファクター後の過ごし方の注意点>>

    一部位10~15分前後です。(止血時間の長さにより多少差があります)
    お化粧や日焼け止めは1時間後から可能です。
    食事や入浴に支障はありませんが、飲酒・運動は1週間後からとなります。
    グロースファクター終了後は、すぐにそのままお帰りいただきます。

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