マリオネットラインは、お顔の一番下に位置するため、比較的治りづらい部位になります。
ここでは、マリオネットラインの治療効果を高める方法について解説いたします。
1.額・コメカミのグロースファクターを行う
コメカミや額までグロースファクターを投与することで、上に支えができ、下への負担が減ることでマリオネットラインが治りやすくなることもあります。
その理由は、額やコメカミの皮膚は、紫外線により薄くなり、重力とともに流れてくるためです。
ただし、額・コメカミのグロースファクターは、あくまでも補助的な手段であり、それ単独でマリオネットラインが治るようなことはありません。
口角+額・コメカミのグロースファクターによる治療例
例1
①グロースファクター注入療法(額・コメカミ・口角・ほうれい線)、②結膜脱脂+グロースファクター(ハムラ法の他院修正)を受けられたモニターの方です。
6か月後・・・口元のたるみがかなり改善しています。
全体的に若返った印象です。
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例2
目の下・頬・ほうれい線・口角・額・こめかみのグロースファクターによる治療を受けられたモニターの方です。
3か月後・・・全体的にリフトアップして若々しくなりました。
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例3
グロースファクターによる顔全体のたるみ治療(目の下、頬、ほうれい線、口角のグロースファクター)を受けられたモニターの方です。
施術前・・・比較的くっきりとゴルゴ線、ほうれい線、マリオネットラインがあります。
6か月後の時点で、ゴルゴ線・法令線・マリオネットラインに追加投与を受けられました。
9か月後・・・ゴルゴ線・法令線・マリオネットラインがきれいになっています。
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2.たるみ取り手術(フェイスリフト)を追加する
口元のたるみは、頬外側からの皮膚のたるみも関与しています。
もみあげの前の皮膚を外側に引っ張ると口元がすっきりした印象になるのではないでしょうか?
こちらのたるみと解消する最終手段としては、糸リフト治療よりももみ上げの前を切って縫う方法(たるみ取り手術)があります。
余っている皮膚を取る方法なので、効果は劇的かつ永続的です。
ただし、こちらはグロースファクターを行っても弾力低下によりたるみが残った場合の最終手段です。
口角のたるみ取り手術の症例写真です。
口角のグロースファクターを受けられた後に、残った口元のたるみに対して手術を受けられました。
口角のたるみ取り手術前・・・マリオネットラインが見られています。
口角のたるみ取り手術後1か月・・・口周りがすっきりした印象です。
3.マリオネットラインの内部に溜まったシミ・くすみを取る
マリオネットラインの内部には、シミ・くすみがたまりやすい傾向があります。
それにより、光の加減によっては、くぼんで見える原因となります。
シミ・くすみがあるだけでも、線やくぼみのように見えることがあります。
特に蛍光灯の下で鏡を見ると、シミ・くすみがくぼみのように見えることがあり、注意が必要です。
こちらはグロースファクターのみでは治らないため、ご自宅でも比較的簡単に治療できる塗り薬であるメラフェードを当院では多くの方が使用されています。
メラフェードのみによりマリオネットライン付近の影が改善した方の例です。
グロースファクターによるほうれい線治療+メラフェードによるシミ・くすみ治療を受けられました。
施術前・・・斜めから見た状態です。
口元にくすみが見られます。
12か月後・・・マリオネットライン付近はメラフェードのみよる治療で明るくなった印象です。
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メラフェードは、シミ・くすみだけではなく、小ジワにも効果があります。
4.メラフェードを年単位で長期的に塗布して弾力の回復を図る
メラフェードは長期的に皮膚の弾力を回復する効果が報告されています。
時間もかかる上、劇的な変化ではありませんが、侵襲の少ない方法だと言えます。
関連するよくあるご質問
力を入れた時だけに出るマリオネットラインはグロースファクターで改善可能ですか?
マリオネットラインの治療方法にはどのようなものがありますか?
口周りの縦ジワには何がお勧めでしょうか?
口角のグロースファクターで頬の脂肪を増やしたり、こけた感じを改善できますか
グロースファクターの「頬」と「口角」の範囲はどのように違うのでしょうか?
口角・マリオネットラインのグロースファクターを受ける上で知っておくべきことは?