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  • 目の下のたるみ・クマ

バセドウ病の患者様における目の下のクマ治療について

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

目の下のたるみ・クマ治療をご検討中でバセドウ病がおありの方への注意点等について解説いたします。

結論から言いますと、バセドウ病(甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモンの値が高くなる内分泌疾患)があっても目の下のクマは改善可能です。

ここでは、バセドウ病の患者様で目の下のクマでお悩みの方に向けて、解説いたします。

ぜひ参考にしてみて下さい。

バセドウ病における目元の特徴とクマの関係

バセドウ病に特徴的な眼球突出について


バセドウ病の方には、眼球突出が見られることがあります。(その割合は約30%程度と言われています。したがって、バセドウ病があっても眼球突出が見られないこともあります。また、眼球突出の90%をバセドウ病が占めると言われています。)

眼球突出が起こる原因は、目の周りの筋肉や脂肪組織の「炎症」です。
脂肪組織(眼窩脂肪)に水を引き付けるヒアルロン酸などの物質がたまり、脂肪の水分量が増加します。
その結果、目の周りの筋肉や眼窩脂肪のボリュームが増します。
すると、眼球が押し出され、眼球突出が起こります。

バセドウ病眼症の詳細>>

眼球突出以外にもいくつかの症状がある場合もあります。
これらはまとめて「バセドウ病眼症」と呼ばれます。

甲状腺機能亢進症の特徴

眼球突出にともなって目の下に黒クマができる

バセドウ病ークマの関係

バセドウ病眼症では、眼窩脂肪や外眼筋(目の周りの筋肉)のボリュームが増えています。

それにより目の下の脂肪が飛び出ることで、黒クマ(影クマ)ができます。

ちなみに、目の下のクマ自体は病気ではありません。(詳細は、次をクリックして下さい。)

目の下のクマと病気の関係について【形成外科専門医が解説】

体重減少による頬のくぼみの悪化で目の下のクマがひどく見えることがある

目の下と頬のくぼみ

バセドウ病では、甲状腺ホルモンの影響により「やせ気味」になることが多いです。

体重が減ると、頬のたるみ・くぼみが悪化することがあります。
それにより、目の下のクマ(黒クマ=目の下のふくらみ・くぼみによる凹凸)がひどく見えることがあります。

頬のくぼみの対処法としては、頬のリフトアップ治療があります。

黒クマ(影クマ)がひどい方の3つの特徴と解決方法

 

ちなみに、目の下の脂肪(眼窩脂肪)は、体重減少があっても減ることはありません。

目の下の脂肪(眼窩脂肪)とは?【図を用いてくわしく解説】

 

 

眼球突出があることで、涙袋の影がクマのように見えることある

バセドウ病の特徴として、眼球突出があります。
眼球突出がある場合、涙袋が通常よりも手前に飛び出していることが多く、脱脂後に目の下がフラットになった時に、涙袋の影が気になることがあるかもしれません。
それがクマのように見えたり、治療前であればクマがひどく見えたりする原因になります。

「涙袋とは?」について>>

涙袋とクマの関係について>>

 

バセドウ病の方でも手術による治療は可能

眼球突出があったとしても、目の下のふくらみがある限りは、経結膜脱脂法は可能です。

ちなみに、手術時に感じることとしては、バセドウ病がおありの方の目の下の脂肪(眼窩脂肪)は、普通の方よりも多少硬い印象があります。

リスクは?

前述の通り、経結膜脱脂法を行ったとしても、眼球の影によりクマがいつまでも残っているように見える可能性があることをご了承下さい。

これは、強度近視による眼球突出がおありの方でも同様のことが言えます。

また、上まぶたの突出がある場合、それは残ることをご了承下さい。

術後の痛みや内出血・腫れなどのリスク・危険性・副作用についての詳細は、以下をご覧下さい。

経結膜脱脂法で起こり得る危険性・リスク・副作用

 

バセドウ病による甲状腺眼症が軽症の場合に限り当院で治療可能

バセドウ病による眼球突出などの症状は、バセドウ病眼症(甲状腺眼症)と呼ばれます。

バセドウ病眼症(甲状腺眼症)には、複視(ものが二重に見える症状)や視神経障害(視力低下や失明)などの重篤な症状を含むことがあります。

バセドウ病眼症の治療法には、眼窩減圧術など、視機能を考慮した治療法もあり、ただ単に美容目的だけで行われるとは限りません。

当院で行う目の下のクマ治療(経結膜脱脂法)は、複視や視神経障害のない軽度のバセドウ病眼症に限られます。

もしバセドウ病眼症が「活動期」にあるようでしたら、眼科や内科で原疾患の治療を優先されることをお勧めいたします。(早期発見・早期治療が重要です。)

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